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技術の現場から技術の先を読む    by MediaResource

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

細菌レベルの小さなミストで害虫駆除、除菌。農商工連携事業

家庭用の加湿器に見えますが、販売元の(株)のなかは「世界最小の微小液体粒子」の発生装置とアナウンスしていました。ミストのサイズは0.2〜0.4マイクロ㍍が9割を占めています。データは計測分析装置のマルバーン社の測定値ということでした。細菌とほ…

立って倒れて駆動する、四角い駆動装置。

キューブの形をしていますが写真の通り、1点で立っています。ぴくりとも動きませんでした。 一瞬、紐でつるしているのかと思いましたが、そんな仕掛けはありません。宇宙航空開発研究機構(JAXA)が研究開発し、三木プーリが造った超小型三軸姿勢制御モ…

低圧力で泡をつくる、マイクロバブル発生装置

日本ものづくりワールド2016(6月22日〜25日)には大手企業だけでなく、地域の中小企業が数多く出展していました。その中から、目についたものを。 これはマイクロバブルの発生装置です。愛媛県新居浜市の神野工業(http://jinnokogyo.com)が開発、製造し…

水素ステーション用の熱交換器を拡散接合で造る、この技術が熱い

いま密かに注目を集めている技術があります。拡散接合です。金属の板を密着させて高温で加圧し、原子レベルで接合させます。 なぜ注目なのか。水素ステーション用の小型熱交換器に拡散接合が使われ始めたからです。水素圧縮機や、燃料電池車に水素を供給する…

客室の電気を太陽光と水素で賄う「変なホテル」。ハウステンボスの狙いは

ハウステンボスは太陽光発電の電力を使って水を電気分解。発生した水素で燃料電池を動かすシステムを「変なホテル」に導入し、今年3月から運用しています。ホテルの客室の一部、12室の電気を太陽光発電とこのシステムで賄っているのです。 システムは「H2…

林地残材の現場で電子部品の材料を製造する。地域にリグニン産業を

山林に放置された間伐材などの木質バイオマスから改質リグニンを製造する技術です。電子部品の基板などにも使えるということですから、かなり良質なリグニンがとれるのです(バイオマスエキスポ2016にて。6月15日〜17日)。 (リグニン抽出のためのリアクタ…

ダウンコートで発電できる? 厚膜の熱電変換材料を開発、東京農工大

この材料を糸と一緒に衣類に織り込んだらどうなるか。布団の綿と一緒にする、いや、太陽電池と組み合わせて屋根に使ったらいいかもしれない。いろいろな妄想が浮かびました。 東京農工大学大学院の下村武史教授が開発した高分子厚膜体の熱電変換材料です。物…

量産車で世界初、出力180Wのソーラーパネルを搭載したPHVプリウスを公開

本日(15日)から始まった「スマートコミュニティJapan」(6月15日〜17日、東京ビッグサイト)に行ったら、トヨタ自動車の新型車の公開に出くわしました。 ソーラーパネルを搭載した新型のPHV(プラグインハイブリッド)プリウスです。ルーフ部分…

企業魅力度はトップが電気機器、最下位はエネルギー。電通PR調査

電通PRの企業広報戦略研究所は、一般生活者(調査対象者1万人)が企業のどのような活動に魅力を感じ、その魅力がどのように伝わっているのかを解析するため、2016年3月に第1回企業魅力度調査を実施。その結果を6月に公表しました。 この調査の中で個人的に…

価値があるのに放置されている、未利用海藻ダルスの商品化を狙う北海道

ダルス(DULSE)という海藻を北海道立工業技術センターが国際食品工業展アカデミックフォーラムで展示していました(東京ビッグサイト。6月7日〜10日)。 生のダルスは紅紫色をしています。加熱するときれいな緑色になるというユニークな海藻です。初め…

玩具のレゴで簡単に3次元モデルが造れる、プロジェクター支援装置を開発。お茶の水女子大

玩具のレゴを使った3次元モデルの組み立てと、その作業の記録を支援するシステムです。お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系教授、梶尾一郎氏らが研究、開発しました。 主な装置はPCとマウス、それにプロジェクターです。立体モデルは3次元データ化され、…

うつ病の症状が簡単に判定できる血液検査法を開発、群馬大学

人の健康がいまどんな状態にあるのか。肉体的にはどうなのか、精神的には? そんな情報を正確に測定するためのツール、デバイスの開発が進んでいます。数値で把握するのが難しい精神科の領域にも、それは広がっています。 群馬大学大学院医学系研究科の助教…

イオン、花王などがFSC認証製品を調達する理由とは

FSCジャパンでは6月30日(木)、FSCジャパンセミナー「企業の責任調達 - FSC認証が選ばれる理由 -」を開催します。 本セミナーでは、「なぜFSC認証が選ばれるのか?」をテーマに、実際にFSC認証製品の調達に取り組む企業の話を通じて、マーケットの実情を伝…

産廃処理の検定試験を一般社団法人が始めます

一般社団法人企業環境リスク解決機構は第1回産業廃棄物適正管理能力検定試験を今年8月に実施すると発表しました。 同機構によれば、「本検定は企業の環境担当者が、産廃に関する業務に自信を持って従事することができ、かつそれらを企業の産廃に関するリス…

立教大学は対馬で人材育成。武蔵野美大はデザインで陸前髙田の復興支援

立教大学が対馬市と人材育成で連携 大学が地域と連携するといえば学校のある地元。これが従来のパターンでした。しかしそういう枠組みはなくなりつつあります。 立教大学ESD研究所は長崎県対馬市との間で、ESD(Education for Sustainable Development:持続…

6月 見に行く

6月のイベント、展示会などの予定です。今月もいろいろあります。ここに掲載しているのは東京、千葉、神奈川など、首都圏で開催されるものが中心です。 各イベントの詳細はリンクページなどで確認してください。 第21回R&R建築再生展2016会期 6月1日(水)…