2013-01-01から1年間の記事一覧
シェール(頁岩)という文言が目に入ると、一体、どうなんているのか。いつもそう思います。この数年、アメリカのシェールガスが世界のエネルギー市場に大きな影響を与え続けています。それは分かっているつもりですが、私が感じる戸惑いは、変化のスピード…
JST(科学技術振興機構)が主催する「太陽光と光電変換機能」研究領域の公開シンポジウムが12月9日に東京・秋葉原でありました。 口頭発表は全部で10本ありましたが、そのうち8本が有機薄膜太陽電池に関係するものでした。現在、太陽電池の主流はシ…
11月13日に改正電気事業法が成立し、本格的に電力の自由化が動き出しました。スケジュールでいえば、電気事業法は3ステップで改正され、2020年までを目標として電力の自由化が進められることになります。 では、なぜ積水ハウス、東芝、ホンダの連携…
東京モーターショーに出展した企業の間で、話題になったイベントがありました。11月21日に開かれた積水ハウス・阿部俊則社長、東芝・田中久雄社長、本田技研工業・伊東孝紳社長の、トップ3人による共同記者会見です。3社はモーターショーに合同ブースを出…
ついにというべきなのか、大学も固定価格買取制度を利用した再生可能エネルギーによる売電事業に乗り出しました。 千葉商科大学(千葉県市川市)は、同大学の野球場の移転に伴って閉鎖した野田グラウンド(千葉県野田市)の跡地、約4万6781平方メートル(約4…
第43回東京モーターショーは11月23日から、一般公開が始まりました。毎回取材していますが、自動車というより、そこに使われている技術や素材そのものに興味のある私にとっては、今回はやや物足りなかったかな。その中から、いくつか尖っているなと思…
まだ解決できない問題があった原発事故作業ロボット 先週はロボット展に行ってきました。探査、救急、極限作業、福祉、医療、生活支援、エンタテイメントまで、幅広い分野のロボットが集結していました。 やはり展示されていたのがサイバーダインのCEOで、筑…
なんというか、すごい研究成果です。本来は性転換しないはずの脊椎動物で、成熟した卵巣を精巣に換えることに世界で初めて成功したのです。雌から雄に、人の手で変えたわけです。 成功したのは沖縄美ら島財団・総合研究センターの中村將参与と愛媛大学南予水…
平たい形状のものを、上下に引っ張ると、回転対称の立体構造物にできる技術です。一見すると提灯のようでもありますが、骨組みは全くありません。千葉大学大学院工学研究科の伊藤智義教授が開発しました。 あるルールにのとったプログラムで、図柄を平面の紙…
同じ素材であっても視点が変わると、全く異なる技術やテーマが見えてきます。広島大学大学院の細谷浩史教授の研究はまさにそれでした。 その研究とは原生動物のミドリゾウリムシです。アプリケーションはエネルギー。すなわち、ミドリゾウリムシからバイオエ…
これは早く実用化して欲しい。金のリサイクル現場を取材した経験がある私は率直に、そう思いました。 少し説明しておきますが、入れ歯や電子部品などから貴金属を回収するのは、日本のような資源小国では重要なことです。しかし金や銀などの回収現場の環境は…
日本で農業が生き残るには、新しい人たちが農に参加することが不可欠だと私は思っています。人の流動化です。もちろん異論はあるでしょうが、農業とは別な視点を持つ人たち、それが企業でも構いません、が入ることで、全く異なる新しい農業が見えてくる可能…
アグリビジネス創出フェア2013が10月23日から東京ビッグサイトで開催されました。 TPP(環太平洋経済連携協定)との絡みなのでしょう、国は「農業の競争力強化」を掲げて、様々な施策を実行しています。それは言い換えるなら、「競争力強化」に関…