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技術の現場から技術の先を読む    by MediaResource

2014-01-01から1年間の記事一覧

印刷技術で柔軟なデバイスを作るプリンテッドエレクトロニクスに必要なものはキラーアプリ

ナノテク展の続きです。プリンテッドエレクトロニクスのコーナーでのことです。印刷技術を使ってフィルム状のデバイスを作るような技術のことです。結構、以前からこの分野の技術は進んでいるように思っていたのですが、専門家はどの段階にいまあると判断し…

素材をものにするならイマジネーション豊富な経営者が必要。カーボンナノチューブは死の谷を越え、あと少しで夜明け。

覚えておきたいこと。 産業技術総合研究所のスーパーグロース法が単層カーボンナノチューブ(CNT)量産化の決め手。 日本ゼオンは単層CNTの量産工場を2015年に稼働させる計画。 素材は発見から普及まで、20年、30年といった、本当に長い時間がかかり…

人の脳でロボットを動かしながら、うつ病や発達障害を改善するメンタルヘルスケアシステム

この実験はJSTの次世代医療機器新技術説明会(2月7日)で行われました。ヘッドギアのような装置を頭につけて、集中するだけです。すると、4本脚のロボットがギーギーと言いながら、動き出しました。雑念が入って、気分が散漫になるとロボットは止まり…

アメリカのFAAは航空機材料にマグネシウム合金の使用を解禁へ。俄然注目集める熊本大学のマグネシウム合金。

2013年2月、私は熊本を訪ねました。熊本大学の河村能人教授が発見したKUMADAIマグネシウム合金の取材です。そして昨日、1年ぶりに河村教授と会うことができました。2月5日に開かれたJSTの地域結集事業成果報告会で河村教授は、発見したKUMADAIマ…

日本は紆余曲折があっても、天然ガスも燃料になる燃料電車が主役

日本の自動車メーカーはグリーンカーの主役をプラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車に据えています。トヨタやホンダは2015年を目標に現状よりも大幅にコストを削減した燃料電池車を市場に投入する計画です。つまり、来年には実用的な燃料電…

2014年も、それ以降もエネルギーが主役の環境ビジネスになると予測できる理由のひとつはシェール革命

アメリカは原油、天然ガスなどのエネルギーを自国の安全保障とリンクさせ、戦略的にとらえている国です。解禁してもいいのではという議論もあるようですが、アメリカは原油輸出を禁じています。天然ガスについては、FTA(自由貿易協定)を締結していない国…