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立教大学は対馬で人材育成。武蔵野美大はデザインで陸前髙田の復興支援

立教大学対馬市と人材育成で連携

 大学が地域と連携するといえば学校のある地元。これが従来のパターンでした。しかしそういう枠組みはなくなりつつあります。

 立教大学ESD研究所は長崎県対馬市との間で、ESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)の研究連携に関する覚え書きを締結します。その調印式が6月7日に立教大学池袋キャンパスで開かれます。
 狙いはESDの実証研究を通じ、地域創生と地域創生を担う人材育成にあります。

 立教大学ESD研究所はこれをモデルケースとし、今後、海外を含めたどの地域でもカスタマイズ可能なESD地域創生プログラムを提示し、活用を促す計画です。

 調印式は下記の通りです。
日 時:6月7日(火)17時30分〜18時00分
場 所:立教大学池袋キャンパス 12号館地下1階 第3・4会議室
    (東京都豊島区西池袋3-34-1)

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武蔵野美大iphoneケースで陸前髙田を支援

 デザインで震災復興を支援するのは武蔵野美術大学です。岩手県陸前高田で「雇用創出による復興」を理念に活動を続ける(株)バンザイファクトリーとともに、iPhoneケースの共同開発を行いました。
 ケースが完成したため、「地域資源、IT技術、デザイン」を掛け合わせたものづくりの過程と成果の発表会を6月1日(水)に武蔵野美術大学デザイン・ラウンジで開きました。
 こうした地域や手法にとらわれない、大学と地域の新しい連携が「地方創生」という流れの中で、今後とも生まれていくでしょう。

 大学は地域をこえて連携に走る。