武末高裕のECOTECH PRESS 技術を見に行く

環境技術と環境ビジネスの少し先を読む

ナノテクはイマジネーションが命だ。

 4月1日、本日、復帰しました。またスタートです。

 もう、2カ月以上前になりますが、1月に開かれたナノテク展のことを少し振り返ります。 

 この手のイベントは見る側にイマジネーションを要求します。素材がメインの世界ですから、どうしても顕微鏡とか化学式とか、展示が地味になります。応用製品もありますが、種類は限られてきます。研究者や技術者もそのことには気づいていて、見せ方の工夫を随分するようになりました。が、やはり限界があります。

 だから見る側はイマジネーションを働かせる必要があるのです。

 研究者たちがイベントに参加するのは、自分の研究業績を知って欲しいこともありますが、みなさんから、この物質の使い方、アプリケーションのアイデア、ヒントが聞けないか。そこに期待しているのです。

カギ付き冷蔵庫に入った白い粉の正体は何か。いや、そもそもなぜカギ付きなの?

 たとえば、この白い粉。小型の冷蔵庫に2瓶入った状態で、カギがかけられていました。

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 北海道の近海に棲む魚から取り出した物質です。物質名は不凍蛋白質(Antifreeze Protein: AFP)。パネルには、何とも刺激的なフレーズがありました。

「細胞の寿命を延ばすタンパク質」

 しかし、なぜ、この粉がカギ付き冷蔵庫に入っているのか。ミーハー的な私は、ここにすこぶる惹かれました。その訳はまた明日。