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揺れると発電するモジュール、ウエアラブルメガネ

 CEATEC JAPANその3です。最後は,オムロンの振動発電モジュール。それからコニカミノルタのメガネ型シースルーディスプレイです。

振動で発電するセンサー

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振動を開始すると右下にある温度計が表示され、発電しているのが分かります。下の写真は分解したモジュールの構成部品。

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 オムロンが開発した僅かな振動を感知して、発電するモジュールです。内部には2次電池が入っており、発電した電気をためて、センサーなどが常時、動くようになっています。世の中には送電線の鉄塔のように、風などで揺れるものが結構あるそうです。これらに、振動発電モジュールを取り付けておくと、センサーとして長期間、使えるということになります。需要を広めるには、どんな用途があるのか。開発担当者もそれに悩んでいました。そのアイデア探しが重要でしょうね。

目の前の景色にホログラフィック情報が表示できるウェアラブルコミュニケーター

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 コニカミノルタが開発したメガネ型シースルーディスプレイです。メガネにはホログラフィック光学素子「HOE」が取り付けられ、視界をふさぐことなく立体像がメガネレンズに表示されるそうです。すなわち、メガネを通して見る外界の中に、ネット経由で送られてきた立体画像が浮かび上がることになります。残念ながら私は試すことができませんでした。コンテンツはHTML5JavaScriptで記述できるなど、自由度が高いということでした。
 もっと大きな枠組でこの事業をとらえている。開発責任者はそう説明しています。