鍵をなくしても開けられるドア、赤ちゃんの生活記録端末など。CEATECです
CEATEC JAPANの続きです。意外性のあるハードが結構ありました。IoT(internet of Things)製品もずいぶんあります。この分野はますます増えていくのでしょうね。
それから、もし、あなたがこういった展示会で、開発した技術者や研究者に直接、話を聞きたいのなら、初日に行くことをおすすめします。他の日よりも、ブースに彼らがいる確率が高い印象があります。
鍵を忘れても開けられるスマートロック
スマートロック。ドアの内側に取り付けます。
あるようでなかった。そんな感じがします。ジゴワッツというベンチャー企業が開発したスマートロックです。JigoLockという装置(写真)をドアの内側に取り付けておけば、鍵をなくしてもスマートフォンで開けられます。仕組みは簡単。スマートフォンからスマートロックにカギのコードをbluetoothで送信し、解錠します。鍵を持たない人にスマートフォンでコードを転送すれば、それを使って開けられます。bluetoothの電波が届く距離なら、どこからでもスマートフォンで解錠可能。商品化はこれからだそうです。
非イクメンでもOK。赤ちゃんのオムツ替え、授乳の記録ツール
赤ちゃんのライフログツール端末「日記ツール」(写真上)。赤ちゃんの足首にはベビーバンド(写真下)。加速度センサーや温度センサーなどがついた端末で、赤ちゃんの寝返りや体温などをスマートフォンに送信。健康状態や動きを見守ります。
村田製作所が育児といか、こういう分野の製品を開発しているとは思いもしませんでした。赤ちゃんのためのライフログツールです。赤ちゃんの授乳やオムツ替えなどを行った時に、円盤型の「日記ツール」のボタンを押すと、そのデータをbluetoothでスマートフォンに送信。授乳、オムツ替え、睡眠・散歩など、赤ちゃんの生活パターンを記録します。育児に不慣れなパパがこのデータを使えば、ママが不在でも一人で赤ちゃんの面倒をみることができるかもしれません。赤ちゃんの成長の記録にもなります。
この製品、女性社員の提案で生まれたそうです。育児関係のメーカーなど、いくつかの企業と連携し、事業化を探っているとのことでした。