ECOTECH PRESS 技術を見に行く

技術の現場から技術の先を読む    by MediaResource

卓球ロボット、高齢者も安心な見守りベッドなどなど、今年もCEATECです。

CEATEC JAPAN 2014です。千葉の幕張メッセで10月11日まで開催されました。駆け足ですが、目にとまったものを簡単に紹介します。

風の変化がLEDで見えるボード

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 ボードに仕込まれている温度センサーが風の動きを温度変化として感知し、LEDを光らせ、風の動きを見えるようにしています。担当者に団扇であおいでもらうと、LEDの明るさが確かに変化しました。温度センサーはエアダクトのファンの回転状況などを感知するのに主に使われているそうです。デモ用としてボードを試作したそうですが、アイデア次第で結構おもしろい用途があるかもしれない。そんな雰囲気がありました。KOAの製品です。

卓球ロボットがトッププロに勝つ日が来る?

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 オムロンの卓球ロボットです。ロボットの頭のような部分に仕込まれている2コのカメラが人が打ったボールの位置を3次元的に測定。その動きをロボットが判断し、打ち返すまでの一連の動作を行います。
 将棋やチェスの世界では、トッププロに勝てるようなコンピュータが登場しています。同じように、卓球のプロ相手に勝負を挑んだら、どうなるでしょうね。そういったら、勝負できます、そう開発担当の方は説明していました。是非、その試合を見たいですね。

寝るだけで高齢者や患者の状態が分かるシート型電極

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 東京電機大学と光波(タムラ製作所の子会社)の共同研究です。ベッドに寝ている人の呼吸数と心電図を測定。モニターに表示していました。ベッドの上にはシート型電極がおかれ、人が寝ると抵抗の変化を読み取ってバイタルを表示する仕組みになっています。病院、在宅介護、高齢者の見守りなどに用途があると見ています。お願いして、被験者に横向きになってもらいましたが、それでも測定できました。