蓄電紙の背景にある、セルロースナノファイバーとは
パルプ繊維で作った電極紙、蓄電紙は大きなくくりでいえば、セルロースナノファイバーの世界です。紙はパルプ繊維の集まりですが、詳細に見れば、ナノレベルの繊維の集合体であることがわかります。それがセルロースナノファイバーです。
いま、セルロースナノファイバーを新素材として様々な分野に応用展開しようと、日本はもちろん、各国で研究が行われています。
セルロースナノファイバーは鉄よりも強くて、軽く、しなやか。耐久性もあります。しかも地球上にはその供給源である膨大な森林があります。それが毎年、成長していくわけですから、セルロースナノファイバーはいわば尽きることなく生産される、新素材といえるでしょう。もちろん、森林資源を枯渇させないよう、うまくコントロールしながら利用する知恵が必要ですが。
この新素材をどう、ものにしていくのか。
再生可能エネルギー国際会議が開催中
7月27日から再生可能エネルギー国際会議、ならびに太陽光発電などの展示会が東京で開催されています。展示会は昨年よりも少し規模が小さくなったような気がしますが、いろいろな新しい技術や仕組みが紹介されています。次回はその情報を掲載します。