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千葉商科大学が単独でメガソーラーを建設。本格的な売電事業に参入

 ついにというべきなのか、大学も固定価格買取制度を利用した再生可能エネルギーによる売電事業に乗り出しました。

 千葉商科大学(千葉県市川市)は、同大学の野球場の移転に伴って閉鎖した野田グラウンド(千葉県野田市)の跡地、約4万6781平方メートル(約4.68ha)に「千葉商科大学メガソーラー野田発電所」(仮称)を建設。2014年4月から東京電力に売電すると発表しました。総工費は約7億円です。

 設置する太陽光パネルは約1万枚。出力は2.45メガワット、発電量は年間約280万kWhを予定しています。これは一般家庭777世帯が1年間に使う電気量に相当します。

 太陽光発電の買取価格は出力10kW以上では、1kWh当たり37.8円(36円+税金)です。年間の発電量は約280万kWhですから、売電収入は単純計算で年間約1億円となります。ということは、7、8年で建設費は回収できる計算です。

 これまで多くの事業者が太陽光発電の売電事業に参入していますが、日本の大学が単独でこれほどの大規模なメガソーラー事業を開始するのは初めてのことです。

 なお、同大学の太陽光発電の設置については環境省の「グリーンファイナンス促進利子補給金制度」で採択。さらに文部科学省から収益事業として正式に認められたため、建設の運びとなりました。

 少子化の中で学生獲得が厳しさを増している大学では、経営安定のための新たな収入源の確保は重要です。固定価格買取制度を利用した学校法人の売電事業は、今後も出てくる可能性は十分考えられます。

ニュースリリースhttp://prw.kyodonews.jp/prs/release/201311286662/