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武末高裕のECOTECH PRESS 技術を見に行く

環境技術と環境ビジネスの少し先を読む

レンタル、コンテナ型。簡単手軽に見える植物工場

GPEC施設園芸・植物工場展(7月27日〜29日)が開かれました。 一時ほどの人気はありませんが、植物工場の展示はありました。写真は三協フロンテアのレンタル植物工場。必要な設備機器はそろっているので、据え付けたらすぐに「植物工場参入」がうたえま…

2016年8月 見に行く、聴きに行く

8月のイベント、講演会、セミナーなどです。講演会、展示会などに参加する場合は必ず、事前に主催者、リンク先などで詳細を確認してください。事前予約の必要なものや、内容の変更、中止などもあります。あくまで自己責任でご確認ください。 先日、メインマ…

モノが宙に浮いたように見せる、来店者の感情を判定する。店舗は新技術の宝庫

店舗販促EXPO(7月5日〜7日)です。初めて見ましたが、おもしろい分野ですね。 宙に浮いてるように見せるショーケース 一見するとシューズが宙に浮いていると思うかもしれませんが、そう見えるだけで実際に浮いているわけではありません。浮いているように…

航続距離が短いとはもう言わせない、日産の次期電気自動車

電気自動車の弱点といわれ続けてきた航続距離が大幅に伸びるかもしれません。PVJapanのエグゼクティブフォーラムで、日産自動車の矢島和男氏(EV・HEV技術開発本部アライアンス グローバル ダイレクター)は、同社の次期リーフの航続距離は格段に向上す…

水素は腐らない、エネルギーの貯蔵媒体

写真は日立造船の水素製造装置です。水を電気で分解し水素を製造します。風力発電や太陽光発電とセットにして、使い切れない電気を水素に変え、貯蔵できます。 (固体高分子型の水素製造装置。日立造船) ハウステンボスの「変なホテル」には東芝製の水素製…

入札と自家消費が太陽光発電のキーワード

2017年4月から改正FIT法が施行されます。詳細は省きますが、目玉の一つは入札によって買取価格が決定される仕組みが導入されることです。ただし、すべての買取価格が入札で決まるわけではなくて、当初は大型のメガソーラーに適用されます。 PVJapan の国…

「走る蓄電池」発想が新しい再エネ市場の切り口になる

FITが変わり、再エネ市場の構造も変わります。その中で、どうビジネスを継続させ、新しいビジネスをつくりあげるのか。その有力な切り口のひとつがEV、電気自動車です。 EVはこれまで系統から充電される側でした。太陽光発電からの充電ももちろんあり…

FITが変わる、再エネ市場は変わるか?

PVJapan 2016、再生可能エネルギー世界展示会がパシフィコ横浜(6月29日〜7月1日)でありました。以前に比べると展示件数は減った印象があります。しかし再生可能エネルギー市場が縮小しているわけではありません。むしろ、次のステージへ移行する転換の時期…

2016年7月 見に行く

夏です。今月もいろいろあります。何度もいいますが、技術は直接、確かめることをおすすめします。開発者の話を聞いて、現物を見て、動かす、触る、食品なら食べる、体験すること。ネットの情報だけでは分からない、技術のツボが見えてきます。 講演会、展示…

細菌レベルの小さなミストで害虫駆除、除菌。農商工連携事業

家庭用の加湿器に見えますが、販売元の(株)のなかは「世界最小の微小液体粒子」の発生装置とアナウンスしていました。ミストのサイズは0.2〜0.4マイクロ㍍が9割を占めています。データは計測分析装置のマルバーン社の測定値ということでした。細菌とほ…

立って倒れて駆動する、四角い駆動装置。

キューブの形をしていますが写真の通り、1点で立っています。ぴくりとも動きませんでした。 一瞬、紐でつるしているのかと思いましたが、そんな仕掛けはありません。宇宙航空開発研究機構(JAXA)が研究開発し、三木プーリが造った超小型三軸姿勢制御モ…

低圧力で泡をつくる、マイクロバブル発生装置

日本ものづくりワールド2016(6月22日〜25日)には大手企業だけでなく、地域の中小企業が数多く出展していました。その中から、目についたものを。 これはマイクロバブルの発生装置です。愛媛県新居浜市の神野工業(http://jinnokogyo.com)が開発、製造し…

水素ステーション用の熱交換器を拡散接合で造る、この技術が熱い

いま密かに注目を集めている技術があります。拡散接合です。金属の板を密着させて高温で加圧し、原子レベルで接合させます。 なぜ注目なのか。水素ステーション用の小型熱交換器に拡散接合が使われ始めたからです。水素圧縮機や、燃料電池車に水素を供給する…

客室の電気を太陽光と水素で賄う「変なホテル」。ハウステンボスの狙いは

ハウステンボスは太陽光発電の電力を使って水を電気分解。発生した水素で燃料電池を動かすシステムを「変なホテル」に導入し、今年3月から運用しています。ホテルの客室の一部、12室の電気を太陽光発電とこのシステムで賄っているのです。 システムは「H2…

林地残材の現場で電子部品の材料を製造する。地域にリグニン産業を

山林に放置された間伐材などの木質バイオマスから改質リグニンを製造する技術です。電子部品の基板などにも使えるということですから、かなり良質なリグニンがとれるのです(バイオマスエキスポ2016にて。6月15日〜17日)。 (リグニン抽出のためのリアクタ…

ダウンコートで発電できる? 厚膜の熱電変換材料を開発、東京農工大

この材料を糸と一緒に衣類に織り込んだらどうなるか。布団の綿と一緒にする、いや、太陽電池と組み合わせて屋根に使ったらいいかもしれない。いろいろな妄想が浮かびました。 東京農工大学大学院の下村武史教授が開発した高分子厚膜体の熱電変換材料です。物…

量産車で世界初、出力180Wのソーラーパネルを搭載したPHVプリウスを公開

本日(15日)から始まった「スマートコミュニティJapan」(6月15日〜17日、東京ビッグサイト)に行ったら、トヨタ自動車の新型車の公開に出くわしました。 ソーラーパネルを搭載した新型のPHV(プラグインハイブリッド)プリウスです。ルーフ部分…

企業魅力度はトップが電気機器、最下位はエネルギー。電通PR調査

電通PRの企業広報戦略研究所は、一般生活者(調査対象者1万人)が企業のどのような活動に魅力を感じ、その魅力がどのように伝わっているのかを解析するため、2016年3月に第1回企業魅力度調査を実施。その結果を6月に公表しました。 この調査の中で個人的に…

価値があるのに放置されている、未利用海藻ダルスの商品化を狙う北海道

ダルス(DULSE)という海藻を北海道立工業技術センターが国際食品工業展アカデミックフォーラムで展示していました(東京ビッグサイト。6月7日〜10日)。 生のダルスは紅紫色をしています。加熱するときれいな緑色になるというユニークな海藻です。初め…

玩具のレゴで簡単に3次元モデルが造れる、プロジェクター支援装置を開発。お茶の水女子大

玩具のレゴを使った3次元モデルの組み立てと、その作業の記録を支援するシステムです。お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系教授、梶尾一郎氏らが研究、開発しました。 主な装置はPCとマウス、それにプロジェクターです。立体モデルは3次元データ化され、…

うつ病の症状が簡単に判定できる血液検査法を開発、群馬大学

人の健康がいまどんな状態にあるのか。肉体的にはどうなのか、精神的には? そんな情報を正確に測定するためのツール、デバイスの開発が進んでいます。数値で把握するのが難しい精神科の領域にも、それは広がっています。 群馬大学大学院医学系研究科の助教…

イオン、花王などがFSC認証製品を調達する理由とは

FSCジャパンでは6月30日(木)、FSCジャパンセミナー「企業の責任調達 - FSC認証が選ばれる理由 -」を開催します。 本セミナーでは、「なぜFSC認証が選ばれるのか?」をテーマに、実際にFSC認証製品の調達に取り組む企業の話を通じて、マーケットの実情を伝…

産廃処理の検定試験を一般社団法人が始めます

一般社団法人企業環境リスク解決機構は第1回産業廃棄物適正管理能力検定試験を今年8月に実施すると発表しました。 同機構によれば、「本検定は企業の環境担当者が、産廃に関する業務に自信を持って従事することができ、かつそれらを企業の産廃に関するリス…

立教大学は対馬で人材育成。武蔵野美大はデザインで陸前髙田の復興支援

立教大学が対馬市と人材育成で連携 大学が地域と連携するといえば学校のある地元。これが従来のパターンでした。しかしそういう枠組みはなくなりつつあります。 立教大学ESD研究所は長崎県対馬市との間で、ESD(Education for Sustainable Development:持続…

6月 見に行く

6月のイベント、展示会などの予定です。今月もいろいろあります。ここに掲載しているのは東京、千葉、神奈川など、首都圏で開催されるものが中心です。 各イベントの詳細はリンクページなどで確認してください。 第21回R&R建築再生展2016会期 6月1日(水)…

電力小売り全面自由化の現状とその先を知るには、いい機会だ

電力小売りの全面自由化が4月からスタートしました。その現状と課題、その先を知りたいのなら、このイベントは参考になるでしょう。 NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)はスマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)と共同…

大野市で1km走ると10 円を東ティモールに水支援する市民マラソン

途上国の「水支援」という文言があったので紹介します。 「水」による産業創出と魅力的なまちづくりをめざす福井県大野市は、5月22日(日)に開催する「第52回越前大野名水マラソン」で、「Carrying Water Project(キャリング ウォーター プロジェクト)*以…

凄腕のプロたちが連携するとデザインから成形まで、たった6日間で試作する

5 月13日までですが、日刊工業新聞社主催の「試作市場(しさくいちば)2016」「微細・精密加工技術展2016」が大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1-20-20)で開かれています。 12日に特別講演として、(株)タカラトミーの事業統括本部 技術開発部試…

天然シロップ、昆虫、カニのキチン、殺菌しない、など。いろいろあったアカデミックのバイオテクノロジー

5月11日から国際バイオテクノロジー展(東京ビッグサイト)が開かれています。私の興味は大学のアカデミックフォーラムです。 医療、医薬品のイベントですが、この分野とあまり関係ない企業も参考になるようなものはないかと、探しました。で、私の目線で…

病院も「カイゼン」でコストダウン。ただし看護は手厚く安全に。

今年の「国際モダンホスピタルショウ2016」(主催:一般社団法人 日本病院会/一般社団法人 日本経営協会)は7月13~15日に、東京ビッグサイトで開かれます。その特別企画である「第9回 こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞」の授賞作品が5月9日…

5月 見に行く

5月の「見に行く」予定です。今月の目玉は「人とくるまのテクノロジー展 2016」でしょう。自動車の研究者、技術者で構成する自動車技術会の春季大会とあわせて開かれます。東京モーターショーは2年毎の開催なので、その間の技術動向を知るにはちょうど良い…

あなたも厄介になるかもしれない介護医療器具

医療や介護、福祉分野はまだまだ開発すべきテーマがたくさんあるんですね。介護・福祉Japan ロボット&機器開発展(4月20日〜22日)を見ると、そのことがよく分かりました。この分野は新規参入を待っています。 ●排尿の勢いを診る検査装置 装置の名前は…

航空機用の革新的素材開発で分かる日本の技術の行く末

内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は10のテーマがあります。そのひとつ、革新的構造材料の成果報告会が4月26日にありました。何とも厳めしい名称ですが、CFRP、耐熱合金など、航空機用の先端材料の研究、開発が目的です。 日本の…

いずれ見慣れた光景になる、アシストスーツ姿

写真の装置は東京理科大学発ベンチャーのイノフィスが販売しているアシストスーツ「マッスルスーツ」です。今年3月発売されたばかりの新モデル。写真の小さなポンプを手押しすると、「人工筋肉」に空気が注入され背中を引っ張り、作業を補助する構造になっ…

建設会社が考えた、地域活性のトリガーになるドローンスクール

この発想もいいなと思ったのが、山間のドローンスクール事業です。仙台市の高野建設は宮城県の丸森町とパートナー協定を結んで、ドローンの操縦などを教えるスクール事業を始めます。 (国際ドローン展) 座学6時間、実技20時間といったコースを設定。子…

ドローンが高齢者の生活とつながったら、限界集落は変わるかもしれない

国際ドローン展の続きです。MIKAWAYA21(東京)は「みかわやにじゅういち」と読みます。ドローンの下にあったボックスには食パン、牛乳パックなどが入っていました。楽天、イオンなどが千葉市の特区で進めているドローン宅配と同じ。とも思ったのですが、彼…

ドローンだからできることは。まだまだあります

ドローンに何ができるのか。やれることはたくさんあるでしょうが、とりあえず気になったドローン(国際ドローン展)を紹介します。細かな話は後ほどアップ予定。 燃料電池搭載のドローン(自律制御システム研究所)水素を搭載した燃料電池で発電。ドローンを…

水中撮影から天井のひび割れまで見つけるドローンたち

第2回国際ドローン展(幕張メッセ。4月22日まで)には、いろんな産業用ドローンが展示してありました。制御技術などにも特徴があるのでしょうが、コアになる用途をどうやって掘り起こすか。そこにドローンの将来がかかっています。 今回紹介するのは産業…

ドローンは自分の使われ方を探していた

前言(昨日の記事)を翻します。幕張メッセで開催されているTECHNO-FRONTIER 2016(主催:日本能率協会)に行きました。国際ドローン展が開かれていたからです。いままでまとまった数のドローンを見たことがなかったので、いい機会だと思いJR京葉線に乗り…

医療関連の分野にどんな新ビジネスモデルがあるのか、見たい!

4月20日から幕張メッセと東京ビッグサイトで、それぞれ別のイベントがあります。どっちも興味があるのですが、掛け持ちは難しいので東京ビッグサイトで開催される「ジャパンライフサイエンスウィーク2016」を優先することにしました。 主催者(UBMジャパ…

鉄と炭、腐葉土で海の生物を復活させるーー研究は終わらない

群馬工業高等専門学校の特命教授だった小島昭氏からメールが届きました。今年3月末で高専を退職し、NPO法人小島昭研究所を設立したとのことでした。 小島氏はとにかく実践的な研究者です。取得した特許は「アスベスト含有複合材のアスベスト無害化方法」…

より厳しい船の排ガス規制が2016年からスタートしたが・・・

IMO(国際海事機構)の第3次NOx規制が2016年1月からスタートしました。これは船用ディーゼルエンジンのNOx排出量をさらに厳しく規制した国際的な取り決めです。対象になるのは2016年1月1日以降に建造される船です。 この規制はECA(特別海域)と…

SEA JAPAN 2016 行ってきました

国際海事展 SEA JAPAN 2016が開催中です(東京ビッグサイト。4月15日まで)。今回はあまり船らしくないものをピックアップしました。 「東京大学のウィンドチャレンジャー計画」船の省エネのために、伸縮式の硬翼帆を提案、研究しています。台風など荒天の時…

銅箔から見える日本市場のこれから

写真は古河電工の電解銅箔です(高機能金属展)。2枚の写真は一見似ていますが差はあります。光沢のあるもの、ないものがその違いです。 「光沢あり」は電池用の電解銅箔。リチウムイオン電池の負極集電体に使われています。リチウムイオン電池は電気自動車…

衣類に回路が印刷できる銀ペースト。何でもデバイス化

素材は使う側に想像力を要求します。だからこそ、イベントや展示会で多くの人たちに見てもらい、次の用途、次の市場を開拓する足がかりにするのです。 Tシャツに印刷した銀ペースト 写真は十条ケミカルが開発中の高フレキシブル性銀ペーストを使って回路を印…

伸銅業界は今年夏、RoHS指令の動きから目が離せない

高機能金属展(4月6日〜8日)のフロアを歩いているとサンエツ金属のブースに「鉛レス」のパネルを見つけました。鉛を使わない黄銅棒の紹介です。鉛の代わりにビスマスを使っていました。黄銅棒は銅と亜鉛を主成分とした銅合金で機械部品などの加工用に使…

アトピー性皮膚炎を抑える甲羅のキチンナノファイバーの論文が公開に

<気になるニュースリリース> 海産資源由来ナノ繊維はアトピー性皮膚炎の進行を抑制する ~キチンナノファイバーのアトピー性皮膚炎予防・治療などへの応用に期待~ 以前から話題になっていた研究ですが、ニュースリリースとして3月末に発表されました。よく…

ゼネコンが嫌がる、スーパークリーン生成装置

高機能素材ワールド(東京ビッグサイト)の展示会に行きました。素材のイベントなので、派手さはありませんが、興味深い素材や装置が結構ありました。 すぐに目にとまったのは興研のスーパークリーン生成装置です。普通の部屋を簡単にクリーンルームに変身で…

大学発試作ロボットは明日のビジネスにつなぐ

最近、大学発ベンチャーはあまり人気がありません。平成17年度は252件もの大学発ベンチャーが設立されましたが、平成26年度は65件。ピーク時の4分の1と低迷しています(データは文部科学省の「平成26年度大学等における産学連携など実施状況に…

研究のための研究ではない、START大学発試作ロボット

すでに見に行ったけど、このblogで紹介していなかった記事を。 会場(東京のベルサール汐留)にはユニークなロボットがならんでいました。3月18日に開かれたSTART技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕の成果発表会です。STARTとは科学技術…